たのしい実験

 SDR(Software defined radio)という技術に触れました。
無線の電子回路処理がアナログからデジタルとなる事により、
部品で構成した電子回路を、ソフトウエアで置き換える技術で
す。でも、アナログ処理はゼロとはなりません・・・
最近の携帯電話やデジタルテレビもこの技術が使われています
が、それを感じることはありません。そこで理解を深めようと
実験をしてみました。用意するのは、アンテナコイルコンデ
ンサ
PCへマイク録音を可能にする装置パソコンSDRソ
フトウェア
です。受信機らしくない部品で、福島から発射され
ているJJY(電波時計用の基準電波40KHz)を受信してみ
ます。
 同調回路の周波数算出公式から、コイル600μHに対するコ
ンデンサ容量を算出しますが、ピッタリの容量のものが無いう
えに、50%くらいの誤差が平気であります。さらにSDRソ
フトの使い方も情報不足、さんざんつまずきながら、なんとか
受信成功までこぎつけました。PC画面でJJYを確認するこ
とができます。受信機としての主要な処理はパソコンのソフト
ウエア(SDR)が行っています。
これから発展してゆく技術の片鱗を実感することができました。
アナログ技術が主流であったアマチュア無線の世界にもデジタ
ル化の大きな波が押しよせています。そのような時代でも、自
分で考えトライするアマチュア精神は大事にしたいと思っています。

少ない部品、ほとんどパソコンのSDRソフトが処理をします。
Photo_2

福島から送信された40KHzJJY基準信号、文字(モールス信号)が
目で確認できます。
Photo

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です