どの位危険?〜

 いまや知る人も少ないと思いますが、EPROM(Erasable Programmable Read
Only Memory)のデータ書込みに挑戦しました。EPROMとは電源を切っても記憶
内容が保持されるメモリで、書込み・消去が繰返し可能なROMです。
かなり前から依頼されていたのですが、私も初めての事なのでついつい先延ばし、
現在動いているシステムの調子が悪くなり、ついに重い腰を上げる事になりました。
EPROMはすでに製造も中止されて新品を求める事も難しい状況、でも見つけまし
秋葉原ラジオ会館5F、その昔マニアの間では有名だったお店が場所を変えて
残っていました。
40年ぶりくらいの再訪です。
断捨離をはじめた先輩から提供された手作りのイレーザーEPROMライターを取
出し、パソコンで作成したデータの書込みを試みますが、その度にエラーになりま
す。OM(先輩)に相談してみると、「イレーズ処理はした?」との返事。
なんとEPROMは先ずイレーズ処理をしないと書込みが出来ないとの事を初めて知
りました
さっそく手作りの紫外線イレーザーを持ち出しますが、殺菌灯の紫外線は目にも皮
膚にも危険と聞いた事があります。なるべく光を見ないように・浴びないように
ビクビクしながらEPROMの窓に紫外線を当てます。
が、解決にいたらずOMさんにSOSです。
OMさんの作業の様子は紫外線など全く気にせず、殺菌灯のガラス管に直接EPROM
に開いた穴を置いていました。殺菌灯の紫外線の危険度はどの程度のものなのでしょう
かってに1〜2時間は必要と判断していたイレーズ処理も近距離で直接当てれば1分
もかからない事を知りました。

このEPROMはAPRSUIDEGIデジピーターシステムとして稼働を開始しています。
20年も稼働を続けて来たシステムの保守ですが、古い技術ながらも新鮮な発見がた
くさんありました。

いまや使う方もいない?EPROM、入手も困難

もう販売されていないWriterと手作りのEraser

 

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