ヘルシンキでトランジットしてストックホルムへまだ日があるのでその
ままウプサラへ、スパーでパンと量り売りのサラダを買って簡単な夕食です。
通貨はクローナ、入国手続きはEU圏の簡素化で乗換のフィンランドで済ませ
られるのに、スウェーデンの通貨はユーロではなくクローナです。なんともや
やこしいデス。
翌日は早々に憧れのダーナラへ車を走らせ、シリアン湖を見下ろす宿を拠点に
ダーラナ時間がスタートしました。
ダーナラは森と湖のエリア、でも高い山がなく空が高いです。街に出れば人や
車も多くなりますが、郊外は人口密度が低く人や車にもめったに会いません。
そのなかにスエーデンらしいベンガラ色の家が点在しています。このエリアに
は手仕事の工房が点在しており、気になるところを一つ一つ訪ねます。日本人
的な発想では効率化とか自動化となるのでしょうが、ここでは地元での生活を
軸とした文化が大切にされて生きています。
ダーラフローラ・レクサンド・テルベリ・レッドピークをメインに散策しまし
たが特に印象深いところをご紹介します。
・テキスタイルのJOBS(ヨブス):経営者自らシルクスクリーンで手染め
しています。
・毛糸工場ヴォルステッズ :ご夫婦が古い機械を直しながら毛糸を
作っています。珍しい野菜の直場所がありました。
・Nils Olsson Hemslojd(ニルス オルソン ヘムスロイド):ダーラナホース
の老舗工房。ペイント体験でMyへスト(馬)に仕上げました。
・テルベリのかご工房 :職人のおじさんが松や白樺を削ったか
ごやカッティングボードを作っています。
その他個性的なショップや夏至祭会場・カールラーション邸やソーン邸・DAL
HALLAなどにも足を運びました。
スェーデンでは英語を話す人も多いのですが、ここではスウェーデン語が主役
です。日本からデザインを勉強に来てスウェーデン人と結婚してしまったとい
う現地に住むガイドさんと一緒です。(日本のTVにも出演されたことがあります)
特に心に残っているのはガイドさんが通ったデザイン学校の先生の家に訪問さ
せていただき、ダーナラの生活に触れることができた事です。人との出会いが
心の感動もいただきました。
ダーナラでは広いお庭がどこもきれい、芝刈りに悩む私には?でいっぱいだっ
たのですが〜。ここでいままでの不思議が解決しました
小さな丸い塊が2つランダムに庭を動き回っています。なんとそれは自動芝
(草?)刈り機でした。庭が広いこちらでは普通の事。調べると日本でも最近
HONDAが同様のものを発売していました。価格はとても買えません
ダーラナの手工芸品はどれも本物、安心して求めれられます。
ちなみに帰国時ストックホルムの空港でコインを消費するためについで買いし
た靴下は、絵柄は北欧ながらMAID IN PRC?実は中国製でした〜(MAID
IN CHAIAでは売れないのでPRC表示に変え売り上げを伸ばしているとか)皆
様もご注意下さい
時間と人の生活の意味を強く感じる事になった満足のダーナラ時間でした
先生のご自宅 ベンガラ色が映えます
JOBSの工房 モチーフと色使いが魅力
ダーラへストの工房 みんな微妙に違いがあります
毛糸工房 ダーナラ原種にこだわり
レクサンドの夏至祭の場、6月に再訪したい
コメントを残す