堺での発見

南海本戦駅西口に降りると、観光案内所が目に入り、立ち
寄りました。実は、昨日の朝日新聞に天皇陵の発掘という題
で、宮内庁陵墓調査官と同志社大名誉教授それそれの意見が
載っており、それをきっかけに堺駅近くに仁徳天皇陵がある
事を知ったからです。工業地帯とばかり思っていたので意外
な発見でした。行き方を聞いていると、側に行ったら見れる
のは森だけ、案内写真のようではないけれど全体の様子を見
るには市役所の展望台からと教えていただけました。
「尊厳保持が優先 今後も認めぬ」、「究明するには古墳に
語らせよ」それぞれの主張がありますが、考古学者による遺
跡発掘品の偽装もあったように、名を得たくて研究という名
目で多くの陵墓が破壊された事実もあるのでしょう。研究は
破壊につながるような無理はせず、必要な技術が進歩するま
で次の研究者に引き継ぐくらいに考え、私欲をすて謙虚な精
神で研究を深めていってほしいものです。現在の仁徳天皇陵
が本物であるかだけがすべてではないと思います。綿々と続
けられてきた祭祀にも深い意味があると思うからです。

堺市役所の展望台から望む、仁徳天皇陵
前方後円墳の形は見えませんが、とても大きいです
Photo

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です