大鹿村騒動記

 久しぶりに体によい笑いと、心を元気にしてもらいました。 
大鹿村を舞台にした人間喜劇「大鹿村騒動記」です。主演の
原田芳雄さんの強烈な個性と大楠道代(安田道代)さんをは
じめとする名優の演技が、人生を笑いとほろ苦い思いでスク
リーンに溢れさせます。歌舞伎の台詞がストーリーに重なり、
時代を経ても変わらない人の心を感じます。主題歌である忌
野清志郎さんの「太陽の当たる場所」がいいタイミングで流
れ、さらに気持ちが高まります。心に響く歌詞と歌声です。
南アルプスの塩見岳の登山口でもある大鹿村はあまり観光地
化していないのんびりした山里です。春と秋に公演される歌
舞伎や秋の松茸を目指して何度か訪れましたが、食や芸術に
こだわる方も多く、そこに足を運ぶ楽しみもあります。映画
ではなじみの場所がそこここに現れ、現実感いっぱいでした。
あらためて、先日永眠された原田芳雄さんのご冥福をお祈り
いたします。

映画の舞台大河原を望む、ある年の10月の朝撮影
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