1W CW送信機 QP-21を入手しました。この無線機のキット(部品・回路図
・組立手順・調整方法一式がセットになり自分で組み立てる)1973年に
ローズキットという名前で販売が始まり、43年も続いて来たそうです。
ついにこの6月販売が終了となりました。(ローズ=薔薇=バラ→バラバラの部品の集まり)
名前のつけ方がなんとも日本的で、ユーモアも感じます。
37年ぶりにアマチュア無線にカムバックした私は、ミズホ通信の名前は知って
いるものの、そのキットについては全く知りませんでした。
その創業者である高田継男氏が今年の2月に永眠され、その偉業を紹介した記事
を読み引かれました。「キットを買った人が自分で直せるキットの程度にしたい」
「アマチュア無線は趣味、楽しむことが最優先、メーカーが儲からないから作ら
ないものも製作できる」それを形にしたのがローズキットなのでしょう。
時代とともに無線機も高性能かつ複雑になり、簡単に自作できるものではなくな
ってしまいました。自分で作った無線機で、遠くと交信したい、それをかなえて
くれるのがミズホのキットです。43年前に設計したQP-21は現代でもそれをか
なえてくれることを知り、挑戦してみたくなりました。
キットの供給元はすでに店じまい、ネットで検索して見当たりません。いろいろ
探っているうち取扱店の在庫の残りを運良くGetすることが出来ました。
シンプルな回路(トランジスタ3石)、出力1W、通信モード CWといった現代
では玩具のようなものですが、大きな夢が詰まっています。
高額で高性能の無線機でお手軽に通信を楽しむ方法もありますが、これもまたアリでしょう。
最初の交信相手は誰?どこの国?簡単には実現ないでしょうが、ワクワク感があります。
幻の?QP-21<21MHz>(QP-07<7MHz>は入手できませんでした)
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