本屋さんで目に止まった「華麗なるウイーン音楽紀行」の文字、「家庭画報」
創刊700号記念とあります。 手に取ると見開きで学友協会の黄金のホールが
とびだして来ました。ハーモニカコンテストの帰りに立寄った懐かしい景色です。
毎号には目を通さないものの、相変わらずの質の高い編集です。
ページをめくるうち、構図と色使いが魅力的な切り絵に出会いました
昆虫や里山で著名な写真家の今森光彦氏の切り紙でした。なんとも心を揺すら
れます。写真では満足できず、本物が見たくなりました~
調べると高崎市美術館で切り紙展が開催されています。遠い~でも本物が見たい
強い衝動から急ぎ昼食をとってから高崎に向かって車を走らせました。片道
150Kmの距離ですが苦になりません。
まえに熊田千佳慕の展覧会で来た事が有り、場所も駐車場も記憶に残ってスム
ーズです。
展示はとても素晴しく感動、来た甲斐がありました。三階の展示室に入る
と、圧倒的な存在感の切り紙作品が並びます。一瞬、アンリルソーを思い起こ
されました。やはり実物をみないとこの感動はもらえません。細かい作りや、
微妙な立体感まで伝わってきます。私の一番は<ウソとコブシ>、<里山の生
態系>です。
一緒に展示されている習作は、作品が精密な設計から成立していることを表し
ています。展示は、切り紙・切り紙の立体昆虫・写真など、展示数も程よくす
べての作品を一つ一つ味わえます。お勧めの展覧会です
今森さんと並んで写真がとれます。エントランスは写真
買わないと決めている(保管場所の関係)画集ですが、今回は
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