嫁さんの趣味の発表会に一緒に行って来ました。
15年近く続けている趣味で、集中力の持続時間
が短い私にとても出来ません。16世紀頃イタリ
アのベルギーで生まれ、織物の貴族とも言われて
いる手織りのレースです。貴族の家紋や、アクセ
サリや豪華な衣装に使われています。女の子が生
まれるとその婚礼衣装を、奴隷が長い時間をかけ
て編んでいたとあります。その美しさとは違った
悲しい歴史も背負っています。みなが楽しむ織物
ではなかったようです。
作品は荘厳な美しさがありますが、素材や制作の
過程がシンプルであるがゆえに、より美しさが大
きく感じます。小さくても細い糸で編んだ密度が
高い作品は長い時間みていてもあきることはあり
ません。美しさ技術、文化、精神がぎっしり織り
込まれています。嫁さんはプロは目指してはいま
せんが、近いうちにベルギーを訪れて、歴史ある
たくさんの作品をみせてあげたいと思います。
コメントを残す