小説の映像化

 少し前に読んだ本が映画・TV放映されるのを知りました。
映画は笹本稜平氏の「春を背負って」、TV放映は宮部みゆきさ
んの「ペテロの葬列」です。
春を背負っては、書店でぶらぶらしていて<山>の臭いを感じ、
手に取りました。舞台が奥秩父の主縦走路であった事と、山小屋
の話しだったので興味を持ちました.新田次郎氏の山岳小説とは
違い、ふつうに山小屋の日常が描かれています。さわやかな気持
ちの読後感です。
ペテロの葬列、これは小説だからという私のかすかな期待を裏切
り、すごく現実的な結末。やっぱりこうなるのかという悲しく、
また恐ろしい感じでもあります。
映画は<八甲田山>や<剣岳点の記>を手がけた木村大作氏が監
督です。場所が奥秩父から立山に変更されていますが、経験があ
る場所なので映像が楽しみです。原作のイメージを壊さない映像
化を望みます。小説の方がよかったというケースはよくあります。
これはキャストにもよりますが、蒼井優さんの演技がたのしみです。

カバーはシャクナゲ(奥秩父はシャクナゲの群生が多く見られます)
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