カテゴリー: 日記

  • 新そばの季節です

     お湯を求めて向かったのはなじみの湯宿、途中松本によって馬刺きのこおろし
    ざるを頂きます。変わらぬ味に満足と言いたいところですが、馬刺がちょっと残念
    ?冷凍?馬刺が食べられるお店がひとつ減ったかも~
    標高900mの高瀬渓谷紅葉はもう終盤、今年は季節がやや早いようです。湯
    に浸かり部屋でごろごろ過ごします。昼は新行高原に出かけまたおそば、こちらは
    もう新そばになっていました。自粉ならではの香りと色が楽しめます。それにして
    も田舎のおそばはお値打ちです。美味しいうえに価格も半分程、びっくりです
    11月は新そばが楽しめる季節です。

    錦に包まれる湯宿

    車もお化粧

    看板もない小さなワイナリーを覗きます

    新行の有名店

     

  • 見えない物を伝える

     尾瀬はもうに入っていました。広葉樹が色やに色づき来週には最盛期
    を迎えそうな気配です。あと一ヶ月で小屋の営業も交通も終了です。
    今回は沼山峠ルート、浅草から会津高原尾瀬駅へ向かいますが、先日9月9日の
    大雨の影響で野岩鉄道の上三依塩原温泉口駅(かみみよりしおばらおんせんえき)
    と会津高原尾瀬口間の架線の停電が復旧しないため、臨時ダイヤでの運行、自宅
    から御池まで時間とさんざんな状況でした。線路脇の斜面にはあちこちにブ
    ルーシートがかかっており、一雨ふれば線路が埋まってしまってもおかしくない
    状況です。国道352号線の館岩(たていわ)付近は川の氾濫による大きな爪痕が
    残っています。いつもの事ですが、改めてここでの生活の大変さを思い知ったの
    でした。
    尾瀬のインタープリテーション研修に参加したのですが、参加者は環境省・群馬
    県・尾瀬保護財団・ガイド・ボランティアと多彩なメンバーに加え年齢層も広く、
    充実した内容でした。
     ・フィールドに出て数枚の落葉を拾っての(特別保護区外)落葉ジャンケン
     ・御池田代でモチーフを見つけ、家紋作り
       ・インタープリテーション講義
     ・ガイドウォークプログラム資料作り
     ・国立公園の関連法
     ・文化財保護法/特別天然記念物
     ・フィールドでのガイドウォーク実践・評価
    など
    フィールドでの実習が多く実践的な内容になっています。
    インタープリテーションとは「見えるものを通して見えないものを伝えること
    多くの方々と出会い学び語り合い刺激を受けました。幾つになっても学ぶことは
    楽しい事です。 

    色づき始めたブナ平

    草紅葉

    尾瀬スランプラリーのピンバッジ(今年初めての試み)

    御池田代で見つけたモチーフ(ドクゼリ&トリカブト)をピンバッジにしてくれました~

     

  • 消えた電球型蛍光ランプ

     いつも突然やってくるのが電球切れ、しかも複数ヶ所、ほんとうに困ります
    当初、家の照明は温かみのある電球を使っていました。外からながめるとわが家
    だけほんのり赤みを帯びているのが分りました。年を重ねるにつれなんとなく照
    度の必要を感じる様になり、電球型蛍光ランプに変わってゆきました。
    またまた交換が必要になりましたが、お店を回っても手に入りません。店員さん
    はお取寄をと言ってくれますが、面倒です。
    ネットで検索してみると何と製造中止、通りでないはずです。代替品が電球型L
    EDになっており、金額は約2倍になっていました。
    せめてアドバイスしてくれていたら、無駄足をふまずにすんだのですが~
    一ブームを作った電球型蛍光ランプですが、主役は電球型LEDに変わっていま
    した。なんとプリプトン電球もLEDにとって変わっていてびっくり
    もう電球切れを意識する事は無く、省エネも感じるようになるのでしょうか 

    主役はLEDへ

     

  • 20年前の技術

     県内で実施されたアマチュア無線非常通信訓練に参加しました。といっても
    指定された時間内に訓練用電文を無線を使って書き込むだけです。今回私が参
    加したのは音声通信ではなく文字通信です。 
    20年程前はインターネットがまだ広く普及しておらず、無線を使ったパケッ
    トによる文字通信が盛んだったそうです。その後インターネットの爆発的な普
    及により、まったく使われなくなりました。必要なTNCと呼ばれる機材は国内
    では製造メーカーが無くなり、入手不可能になってしまいました。国外でも唯
    一米国のKantronics社が Packet Communicatorというモデルを販売してい
    るだけです。幸運にも先のハムフェアーでジャンク(中古の放出品)のTNCを
    入手、今回の訓練に参加が出来ました。37年間のブランクがある私には初め
    て触れる技術です。
    文字通信は音声通信の補助的な位置づけと扱われがちですが、内容を広く確実
    に伝達する優位性もあります。電話やインターネットがまったく使え無い状況
    でも使える仕組みとして無線を使ったパケット通信も選択肢の一つと思います。
    20年前の技術がまだ十分役立つことを再認識しました。
    最新技術であればデジタルを使ったD-SterやC4FMも音声・文字に加え画像通
    が可能であり、強力です。
    多くの手段がありますが、通信網を自力で構築・維持で出来ることが外せ
    ないポイントです。

    TNCインターフェースをプレップボード(実験基板)で実験中

  • 九谷焼の魅力

     焼物はその時代や土地が として表現されていますが、工芸品としてだけで
    なく生活用品として楽しみながら使えるものもたくさんあり、興味は尽きません。
    T東京ステーションギャラリー交流するやきもの 九谷焼の系譜と展開
    題した展示が行われています。古九谷から現代までの系譜をたどるとありました
    ので覗いてみました。普段であれば、石川県の美術館や資料館をまわらなければ
    見られない作品が見られます。電車での移動中に中吊りポスターを見て訪れたの
    ですが、予想を裏切る本格的な展示内容です。
    私が好きな九谷は、古九谷のように全面色彩豊かな釉薬でおおわれたものではな
    く、豊かな色彩をアクセントに使った、食べ物を盛って楽しめる色使いのもので
    すが、展示の多くは工芸品としての焼物です。
    いつまでもながめて飽きなかったのが、「透彫葡萄棚香炉」(エミール・ガレの
    ガラス細工のよう、立体的で葡萄棚に蜻蛉が止まっています)・「龍花卉農耕図
    盤」(大皿に描いた花や野菜・人々の農作業、赤に緑の色使いが新鮮!)・色見
    本と銘打って20くらいの小皿を一列に並べたもの、色もデザインも感動です~
    東京ステーションギャラリーはあまり知られていないかもしれませんが、しばし
    ば魅力的な企画が行われています。ギャラリー内のレンガ壁が東京駅の歴史を感
    じさせてくれ、他にはない独特の雰囲気です。レンガの積み方、レンガについた
    たくさんの傷、レンガの中の黒く焦げた木など、見所がたくさんあります。ぜひ
    こちらも見てその歴史を感じて下さい。

    多くの作品が集められています 

    レンガ壁に東京駅の歴史が

    ギャラリー出口からの丸の内北口

     

  • ハムフェアー

     アマチュア無線家のお祭り、ハムフェアーなるイベントが東京ビッグサイトで
    開催されました。興味のない方から見ればあやしげなオタクの集まりでしょう。
    開会直後の人ごみを避け、午前中は会場近くで行われた某メーカーのSDR技術セ
    ミナーに参加しました。電子回路をソフトウエア処理に置換える技術ですが、数
    学的な知識も必要で難しかったです。開発者が自ら語るお話に、新しい技術への
    興味が強烈に刺激されます。
    午後は、フェアー会場のブースまわり、見るだけでなく、会話を通して得る情報
    が貴重です。目的のブースの一つ、スタッフのみなさんが忙しくなかなか声がか
    けられません。手が空きかけたおじさん?になかば強引に声をかけると親切に対
    応していただけました。イメージがつかめないと見ると場所を変えて実演までし
    てくれました。あとで名刺を頂くとなんと社長さんでした
    尋ねたブースで誰とお話しするかで情報に大きな差があるのも運・不運、偶然の
    出会いがあります。今回はいろいろと収穫大でした。また、お空で知合ったOM
    (先輩)のブースを訪ね、久しぶりの再会に話の花が咲きました。
    帰り際、家の近くの友人にぱったり、ご一緒だったみなさん(初対面)と新橋に
    出て楽しい交流を持ちました。なんとQEX(専門誌)に記事を書いたOMさん
    とも知り合いになれました。幸運 
    又、運良く需要の激減から販売が無くなったTNC(パケット通信を行う為の装
    置)のジャンク品を1,500円で入手しました。本体のみで付属品はなし、底の
    足も取れている状態なので動くかどうかはです・・・
    これを使って、さっそく国際宇宙ステーション(ISS)を経由したAPRS通信に
    挑戦しようと思いが膨らんでいる時、日本の「こうのとり」がISSにキャッチさ
    れたというニュースが流れて来ました。これも偶然~
    今年のハムフェアーは心豊かな人との出会いの場でした

    若者に技術への興味を持ってもらえる工夫が必要

    ジャンクのTNC
    2013年に倒産した東京ハイパワーの製品でしたが、中身は米国のカントロニクス

     

  • 暑いの大好き!

     ハイビスカスが元気です。15年くらいまえ小浜島で頂いたものです。NHK
    の朝ドラ「ちゅらさん」で島が有名になる少し前のことでした。 わずか15cm
    の枝を水につけておくと、細い根を出してくれました。すごい生命力です。
    過酷なベランダの鉢のなかでずっ~と生き続けてくれています。元気がない年も
    ありましたが、今年は元気いっぱい。湿気の多い猛暑が大好きなようです。
    ガーデニング人気でホームセンターには季節のカラフルな花たちが並んでいます
    が、毎年新芽を出し花をつけてくれる多年草の植物も育てる楽しみがあります。

    小浜生まれの自生種?
     
     

  • 梨の季節がスタート

     楽しみにしていた幸水の出荷が始まりました。時間の合間をぬっていつもの
    お店を覗いてみました。まだ配送伝票がたまっているので、国道沿いのお店は
    閉めたままです。でも知っている方は脇から「こんにちは」です。今年は受粉
    の時期が暑かったのですが、なんとかはなった様です。幸水はまあまあ、8月
    下旬からのの豊水はややこぶりかも?とのお話でした。
    わが家のお気に入りは酸味が効いた豊水ですが、今年お初の幸水にも感動です
    まあ採れたてですからね
    猫の手も借りたいの言葉通り、ご兄弟からお孫さんまで駆けつけての出荷作業
    です。こんな微妙なバランスで梨の生産が成り立っています。生産者にもっと
    よい風が吹く社会になったらいいのですが~(梨に限らず)

    旬の最初は幸水から、果汁が溢れます

     

  • 電波を見る

     最近の高機能無線機は電波を目で見るスペクトラムアナライザウオーター
    フォール
    が当たり前になっています。旧型の機種や移動を目的とした小型の機
    種はその機能を持っていません。<受信周波数バンド全般の電波の状況を目で
    見て、
    ターゲットの電波を捉える>一度この運用を体験してしまうと、どうし
    てもこの機能が欲しくなってしまいます。手持ちのIC-9100KX-3でも同様
    の運用をしたいとテストしてみました。

    KX-3:無線機本体からRX I/Q信号が出力できるので、オーディオインタ
     ーフェースを介してパソコンのHDSDRソフトに取り込むことで実現できま
     す。ある方の記事からKX3は+-20KHzの幅しか表示できないと思い込んで
     諦めていたのですが、専用パナアダプタのPX3が最近FIXモードをサポート
     したのを知り、アップデート情報を調べていたら、+-100KHzの幅を表示し
     ているのを発見マニュアルを再読してみるとどうも最初から可能だったよ
     うです。自分でマニュアルを確認しないでの思い込み不覚でした(しか
     しながらサンプリング周波数192KHzによる広帯域化はまだ実現できていません)

    IC-9100:この機種はRX I/Q信号やIF-OUTを持っていないので、以前入
     手したSDR受信機と組み合わせることにしました。AFE822xSDR-NET
      は高性能なオーディオインターフェースを内蔵しており、HDSDRを使って
     +-110KHz~900KHzの幅を表示できます。しかし外付けの受信機の為、
     送信時はこのSDR受信機をスタンバイさせ、送信が終わると受信に切り替
     わる仕掛けが必要です。そのまま送信すると、強力な送信電波が直接SDR
     受信機に入ってしまい壊れてしまいます。(仕掛けは検討中)

    さらにHDSDRを動かすパソコンと無線機をつなぎ、周波数の同期をとるO-
    m
    niRigとうい素晴しいソフトの存在もあります。このソフトによりHDSDR
    /無線機、それぞれの得意機能を使って操作する運用が可能です。残念なこ
    とにこれらの実験機材はすべて海外製、SDRに関しては日本はかなり遅れて
    いるようです。今年のデイトンで話題になった米国製のSDR無線機を国内で
    使ってみたいと思いますが、お役所の認可がからむので困難が予想されます。

    ■<追記>
     サンプリング周波数192KHzよる広帯域化ですが、HDSDRソフトからUSB
       オーディオのASIO(アジオ)ドライバーを選択することにより実現できま
     した。当然USBオーディオインターフェースがASIO対応でなければなりません。 

    KX3:USBオーディオI/F+HDSDR

    IC-9100 :外付けSDR受信機+HDSDR

     

     

  • RBBS

     近所のOM(アマチュア無線の先輩)から声をかけていただき、地域のRBBS
    の保守に同行させていただきました。RBBS(Radio Bulletin Board System)
    とは無線を使った電子掲示板システムです。
    30年くらい前、電話回線とパソコンを使ったBBSが盛になりました。電話回
    線の代わりに無線通信システムを使ったものがRBBSです。両者とも
    インターネ
    ットの普及とともにその多くは姿を消してしまいました。
    今回保守をしたRBBSはアマチュア無線家が自ら維持管理している自前のネット
    ワークで、県内はすべて無線システムで構築されています。既存のネットワーク
    を使わず
    自己管理の無線システムで構築されている事が現代で生き残る価値とな
    っています。(県外や海外とは既存のインターネットによって接続がされており、
    国内・世界ともつながってはいます) 
    前述の無線によるシステムが、地域の災害時にたくましく生き残る可能性
    秘めています。最近災害時の緊急システムにインターネットに大きく依存したも
    のを見かけます。端末で画像が見られるなど便利ですが、障害があった場合は第
    三者による回復を待たなければなりません。自己復旧はできません。
    無線システムという性格上、アンテナは見晴らしの良い高い場所に設置されいる
    ので、RBBSだけでなくAPRSや音声デジピーターの機能も併設されています。
    あるきっかけで市の防災に関わりを持つようになり、いまやレトロなRBBS、ま
    た新しいAPRSにも興味を持つことになってしまいました。未経験の技術に触れ
    るのが楽しくて、HF(短波)のDX(海外)通信にかける時間が減っています。(言い訳です~)

    森の中15mに設置されたアンテナ、地道な保守がシステムを支えています

    米国で開発されたAPRSクライアントソフト(APRSISCE/32) まだ使い方が??です