近所のOM(アマチュア無線の先輩)から声をかけていただき、地域のRBBS
の保守に同行させていただきました。RBBS(Radio Bulletin Board System)
とは無線を使った電子掲示板システムです。
30年くらい前、電話回線とパソコンを使ったBBSが盛になりました。電話回
線の代わりに無線通信システムを使ったものがRBBSです。両者ともインターネ
ットの普及とともにその多くは姿を消してしまいました。
今回保守をしたRBBSはアマチュア無線家が自ら維持管理している自前のネット
ワークで、県内はすべて無線システムで構築されています。既存のネットワーク
を使わず自己管理の無線システムで構築されている事が現代で生き残る価値とな
っています。(県外や海外とは既存のインターネットによって接続がされており、
国内・世界ともつながってはいます)
前述の無線によるシステムが、地域の災害時にたくましく生き残る可能性を
秘めています。最近災害時の緊急システムにインターネットに大きく依存したも
のを見かけます。端末で画像が見られるなど便利ですが、障害があった場合は第
三者による回復を待たなければなりません。自己復旧はできません。
無線システムという性格上、アンテナは見晴らしの良い高い場所に設置されいる
ので、RBBSだけでなくAPRSや音声デジピーターの機能も併設されています。
あるきっかけで市の防災に関わりを持つようになり、いまやレトロなRBBS、ま
た新しいAPRSにも興味を持つことになってしまいました。未経験の技術に触れ
るのが楽しくて、HF(短波)のDX(海外)通信にかける時間が減っています。(言い訳です~)
森の中15mに設置されたアンテナ、地道な保守がシステムを支えています
米国で開発されたAPRSクライアントソフト(APRSISCE/32) まだ使い方が??です
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